捺火削がん

まず、ココロのスキマにスイッチを設置します

07/21 に生まれるということ

※かなりの脚色・誇張・強調表現が含まれていますが、割と事実に沿って書いているので許してください。

※事実とはいえ若干の下ネタが含まれるので、マジで苦手無理無理無理無理死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬという人はここでブラウザバックしてください。

プロローグ

誕生日——それは、人間だろうが動物だろうが植物だろうが、誰もが必ず持っている、とっても素敵で特別な日——

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はじめに

皆さんには、自分の 誕生日 というものがありますか?

当然あるはずです。というか、なかったらヤバいです。歳を取りすぎて、「自分の誕生日とか忘れちまったよあーそういえば今日誕生日だったじゃん完全に忘れてたあれれ私って一体全体何歳だっけああそうだ四十五歳だ……いやよく考えたら私は 1970 年生まれだからもう 52 歳かえっ 52 歳は流石に嘘だろ信じられねえうわうわうわうわうわマジかよマジかよマジかよ」という感じになっている方は時々お見掛けしますが、そんな人でも、流石に「この世に生まれ落ちた日」というのを必ず持っています。

誕生日には、大抵の場合、周囲の人々からの祝福を体いっぱいに浴びることが出来ます。

「誕生日おめでとう!」

家族のみならず、友人や、はたまたネットの知り合いからもそんな言葉が飛んできます。

LINE で、長年連絡を取っていなかった旧友から誕生日カードが届いたり、Twitter の誕生日ツイートのリプ欄がお祝いで埋め尽くされたりといった経験で、嬉しくなったことがある人は少なくないでしょう。

 

 

 

 

しかし。

世の中には、「ちょっと不都合な誕生日」に生まれてしまった人というのも存在します。例えば、誕生日が年末年始の人は、クリスマス祝いと正月祝いと誕生日祝いが全部一緒くたにされてしまうとか、そういう話はよく聞きます。私の同期にも元日生まれの人がいますが、正月ムードの中 Twitter で「実は誕生日です」みたいなツイートをしていてちょっと悲しくなりました。まあお祝いリプがたくさんついていた気がするので OK です。

 

 

 

さて。

ここからが本題です(ここまでで 800 字くらいありますが、流石に冗長過ぎたでしょうか)。

 

皆さん、私の誕生日がいつか、知っていますか?

 

 

いえ、もちろん、この記事をわざわざ見に来て下さった皆様ならばとっくのとうにご存知であろうと思いますが。

 

 

 

それはそれは不幸哀しい日に、私は生まれてしまったのです。

 

 

 

 

 

 

そう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

\\\    07/21    ///

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

07 月 21 日に産み落とされし者の宿命

そうです。私夏日漱岩は、2006 年 07 月 21 日に現世に降臨爆誕*1しました。

そうして、15 年ちょっと生きてきました。

 

自分の誕生日。

 

それは最高の日でした。自分が生まれてちょうど n 年が経過した、というそれだけのことで、周りの人たちは自分のことを盛大にお祝いしてくれるのです。こんなに素敵なことはありません。

 

でも。

 

あれは確か、小学 5 年生のときのある日のことでした。

 

 

同級生「あれ、夏日*2の誕生日っていつだっけ?」

私「7 月 21 日だよ~」

同級生「…え?w オ○ニーじゃんw」

 

「…え?w オ○ニーじゃんw」

 

「…え?w オ○ニーじゃんw」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(どう考えてもリフレインするような内容ではないですね。電車の中でこの記事を閲覧していた方がいらっしゃいましたらごめんなさい。でも記事冒頭でちゃんと断ったので許してください。)

 

 

 

衝撃を受けました。

ええ。もちろん小学 5 年生などというものは、それはそれは盛んに「不健全」への道を歩んでゆく時期でございまして、我々の学年も、誰かがどこかから下ネタを仕入れてきて、それを皆が面白おかしく呪文のように唱える、地獄 が確かにそこに存在していましたので、私自身も多少なりともそういった方面の語彙に関する知識は有しておりました。(まあ小学生って言葉の誤用が多いので今思い返すと意味が間違っていたようなのも多いんですが)

 

 

しかし、語呂合わせという発想はなかった。

そうですよね。よく考えたら、19 月 19 日や 45 月 45 日は存在しないですし、8 月 10 日だってネットの悪ノリが発祥のものですから。

純粋な下ネタ(曖昧な表現)の語呂合わせとして、最も自然に成立しているのは、他でもないこの「07 月 21 日」なのでした。

 

その日から、私にとっての誕生日は姿形をまるで変えてしまいました。だってその日は、自分の誕生日であり、そして下ネタでもあるのですから——。

 

 

 

兎角に人の世は住みにくい

それからというもの、私は「最悪の誕生日」を背負いながら生きて行くこととなりました。

 

誕生日を聞かれたら、私は当然ながら真顔で「07 月 21 日です」と答えます。その刹那、一部の人間が微かにおもてに出してしまう「当惑」の表情を、私は絶対に見逃しません。

 

なんなら、こんなことだってあります。

 

 

人「誕生日いつ?」

私「07 月 21 日です」

人「え、冗談だよね?w 本当は?

私「」

人「え、マジで 0721 なの?えっ」

 

 

こんなもん、もうどうしようもありません。助けてください。

嘘じゃないです。本当です。本当にこの私は 2006 年 07 月 21 日にこの世界に生まれ落ちたんです。信じてください。お願いします。私は、ある程度親密な間柄だからといって、誕生日を詐称してわざわざ下ネタになるようにするような人間ではありません。マジで。本気 (マジ) だから。

 

 

誕生日当日は Twitter をやめた方がいいのかもしれない

誕生日当日のありかたも、殊に Twitter を始めてからは、大きく変容してしまいました。

まず、日付が変わったら、「彼女いない歴がまた 1 年プラスになりました」と Twitter で誕生日報告をします。たんおめリプがたくさん届きます。うれしいね

家族から軽く祝福を受けます。誕生日には夕飯が豪華になるので、本格的なお祝いはそちらの方に後回しです。まあ、それはいいとして。

 

 

誕生日だろうと、いつもと変りなく、TL をシュパシュパやるんです。どうしようもないツイ廃なので。

 

 

それで、見つけてしまうんですよ。あるツイートを。

 

 

何だと思います?

 

 

 

 

 

 

 

そう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オ○ニーの日だし致すか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

言葉も出ません。

 

あまりに正しい。一年に一回しかない「その日」だもんね。「特別な日」だもんね。そりゃ景気付けに一発やりたくなるかもしれないよね。その気持ちはよくわかる。

 

でも。

 

 

でもな。

 

 

一年に一回の特別な日なのはこっちもなんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

こういうのを見てしまうと、もう自分でも何が何だかよく分からなくなってしまいます。

「他人が私の誕生日にそれを……」「ということは誕生日を主菜に……?」

 

混乱錯乱状態・支離滅裂です。

 

 

そうです。07 月 21 日が誕生日であることの悲しみは、誕生日当日になって押し寄せてくるのです。

 

ああ恐ろしい、でも旧約聖書を糾弾したら各所から怒られるというか多分抹殺されるのでやめておきます。こんな単語を安直に語呂合わせにしてしまった日本人が悪いです。

 

すごく虚しい気持ちになります。

 

虚しい気持ちになりながらの、お祝いの家族内パーティーです。まあこれは楽しいし美味しいのでいいです。

 

でも、やっぱりさ、

 

 

07 月 21 日が誕生日は、なんか違うじゃん。

 

 

ああああ面白くねぇ

想像と違うなぁ

親を恨むつもりは無いが

 

——ゴールデンボンバー「欲望の歌」より

 

 

……ここで「欲望の歌」を引用するのは最悪な気がしたけれどスルーします。

 

 

あまり大きな声では言えませんし、何とは言いませんが、私自身も誕生日は「避けて」います。だってそんなことしたらもう情緒が訳分からんことになって死にそうじゃん 死ぬ マヂで

 

 

こればっかりはどうしようもないので、誕生日に Twitter へほぼ浮上しなくても生きていけるくらいまでツイ廃を脱却しようと思います。出来るとは思えませんが。

 

 

 

もう、試練です。07 月 21 日生まれって、試練です。クエスト報酬はまだですか?

 

 

07 月 21 日生まれでも人生がしたい!

ここまで、07 月 21 日生まれの悪い点ばかり挙げてきましたが……

 

実は、この誕生日にも、一つだけ、良い点があります。

 

 

何だと思いますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

それは——

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「人生最大の失敗が、07 月 21 日に生まれたことであること」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何言ってんだ」って思いましたよね? 正しいです。

補足をします。

 

 

人生には、失敗がつきものです。時には、大きな失敗をしてしまって、打ちひしがれてしまうような時が来るかもしれません。私だってそれは例外ではありません。今までにも、心が折れそうになってしまったことが何回もあります。人間ですからね。

しかし。

私は、絶対に立ち直ることが出来ます。

なぜそんなに自信満々なのか、と問われるかもしれません。

 

でも、さっき言った通りです。

 

人生最大の失敗が、07 月 21 日に生まれたことだから。

それに比べたら、こんな失敗なんて、大したことじゃない。

気にしなくていい。

 

こうして、私はいつだって*3復活してきたのです。

 

改めて言いましょう。

 

07 月 21 日に生まれること、その唯一にして最大のメリットとは——

 

 

 

 

「人生最大の失敗は、07 月 21 日に生まれたことなんだから、それに比べたら、人間として生きている間の些細な失敗なんて気にする必要はない」という考え方をすることが出来る、ということ

 

 

 

なのです。

 

 

 

おわりに

  • 「誕生日は 07 月 21 日です」って言ってきた人がいても、まずは信じてあげてください。
  • 昔の Twitter ID に "0721" を入れていたことがありましたが、誕生日に「0721 ってそっちの意味だったんだ……」って言わないでください。そっちじゃないのは何なんだよ、言ってみろよ
  • この記事を見てくれた方の中に、仏並みにめちゃくちゃ親切な方がいらっしゃいましたら、ぜひ 07 月 21 日は耐えてください。

 

全世界の 07 月 21 日生まれよ、今こそ世界に我々の力を見せつける、示威のときである! 力を合わせよう!

 

 

そして全世界のみんな! 来世はみんなで 07/21 に生まれような!

 

 

 

 

 

 

 

以上です。お疲れ様でした。

*1:後藤輝樹の影響が色濃く表れています。ごめんなさい

*2:あだ名は別に存在するのですが、本名に近いため「夏日」として伏せることにしました。悪しからず。

*3:まあこれは流石に嘘ですが、落ち込んだ時に、こういったことを考えて「茶化す」ようにするのは本当です。